1 ゾーリンガー・デュンシュリフ技法(Solingen Duenschliff)
ナイフの刃を細長いくさび状のフォルムにしているのが、ゾーリンガー・
デュンシュリフ技法。この薄く鋭い仕上がりが「風車のナイフ」を 鋭利な状態で、より長く使用することを可能にしているのです。
1960年代まで主流だったこの伝統技法は、かつてゾーリンゲンの 刃物の品質の高さを世界的に広めました。しかし、刃物製作の工程が
次々と機械化されていく中、ロベルト・ヘアダー社の「風車のナイフ」 にだけ、このゾーリンゲンの伝統的な技法が生かされています
2 ブラウブリーステン手法(Blaupliessten)
「風車のナイフ」コレクションをはじめ、多くの刃物で、一流マイ
スターによる最終仕上げ研き、ブラウブリーステン手法で仕上げら れています。 この技法は、ロベルト・ヘアダー社に50年勤務する刃付けマイスター
Fehrenkamp氏がこの伝統技術を継承する最後の職人といわれ、 ゾーリンゲンの伝統的な製造過程の中で最も時間のかかるものです。
この技法で研かれた繊細な刃身は、滑らかで光沢のある研削条痕の 輝きが見られるのが特徴です。
3 ナーゲルプローペ(Nagelprobe)
ロベルト・ヘアダー社では、親指にはめた鉄製のリングにナイフの刃を
軽く押し当て、鋭利な刃の仕上がりをチェックします。 その接点に小さなさざ波のような光が現れるかどうかで、その高品質性
を確認するのです。 刃付けのマイスターの伝統では鉄製のリング代わりに、自分の親指の爪で チェックすることから、この仕上がり検査の方法はドイツ語で
”ナーゲルプローペ”(爪検査)といわれています。